
あなたの車にはゴムモールが付いていますか?
今回のテーマ、ルーフテントに向かない車とはどんな車?一緒に考えていきましょう。
ルーフテントを車に乗せる、じつは普通のことではないのです。
耐荷重の問題、車の形、屋根の大きさ、サンルーフ、ムーンルーフの有り無しなど、いろんな条件をクリアした車がルーフテント取り付けに向いている車といえます。
最大の課題、屋根の強度
イージーキャンパーの代理店同士で意見交換をしています。
話のなかで、高年式車は屋根の強度が低い車が多くあることが判明しました。
燃費を向上させるため、あるいは価格を抑えるため、もしかして儲けのため、屋根の鉄板を薄くしているようです。
車全体の強度は大丈夫?人間が潰れてはいけませんから、恐らく強度は保たれているのでしょう。
屋根の鉄板が薄くても良い理由、私の見解はこうです。
車内の人が守られるのなら、屋根は凹んでもいい。
これはルーフテントを乗せるとなれば、非常にまずい状況です。屋根が凹んでしまいます。
私の情報では、ホンダ系の新しい車は特に危険なようです。
水切りのゴムモールが付いている車は基本、取付が可能な車だと考えてください。
屋根とピラーの近くをコンコンと指で叩いてみてください。
柔らかそうか?硬いのか?判断できると思います。
指が痛いと感じれば、恐らく大丈夫、そうでなければやめたほうが良いでしょう。
ホンダさん以外の車でも是非ご自身で叩いてみてください。弱い車はきっとありますよ。
取り付けは自己責任です。
私が知っていることは正直に伝えますし、不向きな車はやめるべきだとハッキリいいます。
でも知らない車が多いから困るんです。
イージーキャンパー代理店同士で情報を共有していますが、なかには誰も取付したことがない車もあるはずです。
お客様もトントンして協力してください。
ゴムモールがないとルーフテントは無理?
先ほどゴムモールについて少し触れました。何故、ゴムモールがあればいいの?
簡単に説明します。屋根の鉄板、ピラーの鉄板がゴムモールの部分で合わさり、折れ込まれている状態になっているようです。
何層にもなっているので、特に鉄板が厚いということになります。ゴムモールが無くても硬ければ取り付けは出来ますので、チェックが大切です。
三宅に車種、年式を教えてください。
出来れば屋根の写真をいただければもっと分かりやすいです。
車を見せてもらえたらもっといいです。
三宅にご質問、ご相談、お待ちしています。ゴムモールが無くても諦めないで!
ルーフテントに向いていない車とは?
ではルーフテント取付けに不向きな車とは、その車種は?
現行N-BOXを代表するホンダさんの比較的新しい車、ルーフレール付ならまだ大丈夫です。
ノアやVOXY80系、平成26年1月~、は耐荷重が30キロしかありません。
70系だと50キロあります。この差は何を物語っているのか?気になります。
INNOさんの車種別適合情報を参考にしてください。
耐加重の少ない車は向いているとは言えません。
他には、屋根の小さな車やサンルーフ付き車輌、旧規格の軽自動車(平成10年以前)などいろいろあります。
しかしご要望があれば、向いていない車でも、お客様にご理解いただいた上で取り付けを行っています。
意外と小さなコンパクトカーにルーフテントを付けられる方は多いです。
その車で最も良い取り付け方をしています。
但し、最善を尽くしますが、自己責任ということを納得して貰わないと出来ません。
取付け可能でも遠慮したい車種
番外編です。ただのワガママですが、気持ちは分かって貰えるのではないでしょうか?
高級車はご勘弁を!取付けはできますが、手が震えてしまいます。
1000万の車にもし傷を付けてしまったら、なんて思うと平常心ではいられません。
高級車、高級外車、こだわり過ぎている車、できればご遠慮願いたいです。
どうしてもの場合は、肝をすえて一生懸命ガンバリます。
不向きな車でも新型ルーフテントなら
耐荷重の話が出てきましたね。耐荷重に関しては、詳しく書いている記事がありますので読んで頂ければ、これからの話が理解しやすくなりますよ。
少し、新型ルーフテントについて触れます。
前モデルのタワー65キロ、
レボリューション63キロと比べ、
新型ダンパー式タワー42キロ、
シェルフィッシュ38.5キロと20キロ以上も軽量化されています。
シェルフィッシュは必要な時だけ車に乗せている方もおられますが、基本ルーフテントは車に付けっぱなしです。20キロ以上の差は大きいと感じませんか?
軽くなったから新型にしようという方も多いです。
車が小さいなら軽いもの、逆に大きいなら重くて丈夫なものと考えてもいいのかなと思います。
ルーフテントに向かない車だから諦めるというのも、一つの選択肢ではあります。
心の中に何かモヤモヤが残るなら、諦めるではなく軽いルーフテントに変更するという選択肢があってもいいと思います。
但し、何度も忠告しますが、屋根の凹む可能性が高い車にはおすすめしません。
まとめ 不向きでもルーフテントが付けたい方へ
ルーフテントに不向きだからといって、車を買い替えようとまでは思えません。
自家用車に取り付けできるのがルーフテントの良いところです。
まとめながら補足していきます。
屋根の強度が低い車は、凹んでも仕方ないくらいの覚悟が必要です。
向かない車とは結局、耐加重の低い車と屋根の小さな車です。
アドバイスをします。耐荷重が低い、屋根が小さい共にキャリア、バーの数を増やしましょう。
イージーキャンパーにはマッツキャリアというサポート専用キャリアがあります。
通常3本で取付けするところを4本で固定しましょう。そうすることで耐荷重が分散します。
屋根の小さな車で怖いのは、下からの巻き上げる風です。
ルーフテントが浮き上がろうとします。
車の前側にサポートキャリアを入れて屋根と接着させるやり方もあります。
そしてルーフテントを出来るだけ後ろに寄せて取り付けます。
ハッチバックが完全に開かないくらい下げることもあります。
精一杯の取付けをお約束しますが、取付け後の責任はお客様にあります。
無責任のように感じるかもしれませんが、お客さま自身の車でお客様のルーフテントです。
使い方もそれぞれ、体重もそれぞれ、車の運転もみんな違います。
車もルーフテントも大切に扱いましょう。相談はいつでも乗ります。三宅まで