ルーフキャリアとはどんなもの?
疑問にお答えします
ルーフキャリアとは、車の屋根に取り付ける荷台のようなものだとお考えください
ルーフテント取付けは下記のようなバー、ステー、フックを使います
ルーフキャリアのバーにルーフテントを固定して取り付けをします
Bar/バー
アタッチメントを取付けるために必要です(車種や積載物により長さを選びます)
- Stay/ステー
- Hook/取付フック
クルマとステーを固定する金具です。車種により不要の場合もあります
ルーフキャリア メーカーの選択
イージーキャンパーシリーズの取付は、INNOさんキャリアを選ぶ場合が多いです
価格が安いのが大きな要因です
車種により、TERZOさんのキャリアを使ったり、外車の場合はTHULE(スーリー)さんを使う場合が多いです
ルーフキャリアは、先ほど説明した、バー、ステー、フックの3点で成り立っています
バーは共通でほとんどの車種に使えます
ステー、フックは車種によって異なります
マッツさん開発 イージーキャンパー専用キャリア
ルーフテント取付けは、最低3本以上のキャリア、バーが必要です
3本目のキャリアがサポートキャリアです
イージーキャンパー神奈川県代理店の(株)マッツさんが独自に開発した、イージーキャンパー専用サポートキャリアを使います
黒アルマイト仕様16,280円(税込)
INNOさんのバーの色にあわせ、メジャーでは黒に統一しています
マッツさん、ありがとうございます
ハイエースのような雨戸いタイプはキャリアを2セット、バーが計4本必要になります
3本のバーで取付けを行う車種も多く、
マッツキャリアを3本目のサポートキャリアとして取り付けします
サポートキャリアがあることで、しっかりと固定でき、荷重の分散が出来ます
サポートキャリアを2本入れる車種もあります
ルーフテントのような遊び道具は特に、安心と安全が大切です
不安を抱えていたら楽しめませんから
車の適合情報や耐荷重に関しても掲載していますので参考にしてください
ハイエースを基にした耐荷重の話
屋根が凹む心配は?
ルーフテントの重量と大人2人の体重を支えるだけの耐荷重がキャリアにあるのだろうか?
車の屋根が凹んだりしないだろうか?
不安要素について一緒に考えていきましょう
私の車は100系ハイエースWです。適合からするとステーはINMDKとなります
積載量は60キロです。2セットの使用で単純計算すると積載量は120キロです
ルーフテントの重量が約60キロ、私の体重が75キロ、トータル135キロ
荷重オーバーとなってしまいます
動荷重と静荷重
積載量の規定は、車が動いている時(一番負荷が掛かる時)の荷重らしい?
車が動いているときの荷重を動荷重とよびます
動荷重での積載量がメーカーさん推奨の積載量だと考えるのが一般的です
高速走行や、山道の上り下りやカーブ、とっさの急ブレーキなども視野に入れ、余裕を持たせての積載量であるというのが三宅の見解です
正確な耐荷重は分からない
まさかINNOさんもまさか、ルーフテントを載せるとは想像していないはずです
悪条件で計算した積載量が60キロとします(メーカー推奨)
車が停止している状態なら、3倍から5倍は耐えられるのではないでしょうか?
諸説あります。5倍は大丈夫だろう、3倍まで、などです
駐車時は果たして何キロまで耐えられるか? 正確な情報はありません
予想の耐荷重は360キロ
我が家で子供と友人、計5人でルーフテントで遊んでいます
女子中学生なので体重は聞けませんが、仮に一人45キロで計算すると225キロです
225キロでも車が傾くことなく、ミシミシ音が出るわけでもなく、楽に支えてる感じがします
予想では60キロが2セットで120キロ 3倍は充分耐えられるとして360キロです
個人的な見解なので自己責任でお願いします
キャリア関係の余談と高さの話
キャリアを取り付け、ルーフテントを乗せると全高が高くなります
ハイエースの場合、高さが240センチを超えました
245センチも250センチも変わらないような気がします
高くなればハシゴの角度が急になるので、降りるのが怖いんです
背の低い車は逆に、高い位置にルーフテントを取り付けるのもアリです
風通しも良くなり、ルーフテントから見る景色も映えるでしょう
レボリューションの場合、背の低い車はハシゴの角度がゆるいので、ハシゴの切断が必要になります
ハシゴ切断加工の料金は税込み4,400円となります
キャリア選択の失敗談


三宅の失敗談の紹介
先ほど説明したキャリアのステーの話です
INNOさんの適合はINMDKでした。取り付けると屋根とステーの間が広くあいています
もう少し低いステーINDDKが使えるのでは?と思いました
ハイエースはトリプルムーンルーフが付きの車です
リヤのムーンルーフを考えるとINMDKだったのでしょう。
7センチ低く出来るので、痛い出費でしたがステーをINDDKに交換、取付けし直しました
実際、私のようなケースもあると思いますが、取付けして見ないと分かりませんよね
今までハシゴの角度が急すぎたので、交換して大満足です
夜中にトイレに行くのが怖くなくなりました
ルーフテントの取付けをお客様と一緒にすると、分かることも多いんです
取付け位置の調整は、とても大切なので、立ち合いをお願いしますね😂
サンルーフ装着車の注意点
最後は自己責任
キャリアメーカーは基本的にはサンルーフ装着車の場合は、取付保証はありません
「自己責任」となります
サンルーフがルーフキャリアと干渉することは、先ずないと思います
神奈川代理店の㈱マッツ松本さんの話です
経験上のお話しかできませんが、サンルーフ付のお車でルーフテントをお付けになった方は結構いらっしゃいます
みなさん問題なくご使用いただいていますが、「最終的には自己判断」ということだけはご理解いただきたいと思います
車のルーフをまるまるくり抜いてしまう「ポップアップルーフ」に比べれば問題は少ないように思いますが・・・(あくまで私見です)
最後にまとめます
最後に知って欲しいことを伝えます
車の造る際、屋根の上にルーフテントを乗せる想定はしていないはずです
ルーフキャリアは推奨の耐荷重よりも、きっと多く積載出来るでしょう
しかしメーカーさんの積載量は30キロから80キロです
サポートキャリアを1本、2本入れ、積載量を増やすことは出来ますし、荷重を分散させることも出来ます
長年の経験と、サポートキャリアの改良などにより、安全にルーフテントを取付け出来る自信はあります
但し、車の大きさ、屋根の形状などにより、取り付けに適している車とそうでない車があるのは事実です
適していない車でも、サポートキャリアの位置や本数を増やすことで、取付が可能になります
どんな要望にも出来るだけお答えしたい、協力したい気持ちは強く持っています
最善を尽くしますが、いろんな影響が出てくる可能性を理解してください
燃費が悪くなる、風にあおられる、充分考えられることです
屋根にひずみが出る、ことも考えられないわけではありません
最近の車は屋根に使われる鉄板が薄く、ルーフテントを乗せられない車もあると耳に入っています
傷がつく、塗装が痛むこともあるでしょう
良い面だけでなく、マイナス面も理解したうえで、ルーフテントを使って頂きたい
モチロン、弊社もお調べします
ルーフテントは神経質な方、少しの傷、凹みが気になる方にはおすすめしません
ルーフテントは販売、取り付けしてからが本当のお付き合いの始まりです
私からルーフテントを購入された方は、ルーフテントを卒業するまで、相談に乗りつづけたいというのが本音です
力になりますので、ぜひ三宅にご相談ください